生き残りへのM&Aさらに
发布时间:2011-11-08 来源:华然咨询
の三井住友銀行の顧問西川善文のブログにより、日本企業による海外でのM&Aは、ほぼ10年ごとにブームが起きている。第1次が90年、第2次が2000年、そして今回の第3次が足元の11年であり、今回が件数、金額ともに過去最大で、9月末現在で既に過去2回のブーム時のほぼ2倍に増加している。
日本企業がグローバル化を進めるなかで、海外でのM&Aを積極化しているわけであるが、その背景としては、歴史的な円高が海外投資のチャンスをつくり、東日本大震災で高まった危機感が企業経営者を動かしたという面もあろう。
武田薬品工業による米ミレニアム・ファーマシューティカルズの買収、第一三共によるインドのジェネリック(後発薬)大手、ランバクシー・ラボラトリーズの買収等、自動車や電機、機械、造船などに限らず、ほとんどの業界でこのところの歴史的な円高とグローバル化に背中を押される格好で、海外でのM&Aを積極的に行っている。今年4~9月の日本企業による海外企業買収額は3.1兆円と前年同期の2.3倍になった。
企業の手元資金は6月末で62兆円と過去最高水準、加えて円高で海外資産を安く買えるようになり、企業は海外投資の絶好のチャンスと考え始めている。中堅企業や地方企業にも買い手が広がっているようだ。